1970年代はFenderにとって賛否両論の時代でした。CBS傘下での合理化策は往年のプレイヤーから批判を浴びる一方、独自のキャラクターと熱狂的なファン層を生み出しました。Vintera II '70s Stratocasterは、大型ヘッドストック、3ボルト「マイクロチルト」ネックジョイント、Atomicハムバッキングブリッジピックアップというこの時代の特徴を忠実に再現しています。
大型ヘッドストック:外観とトーンへの影響
1966年にCBS傘下で導入されたオーバーサイズヘッドストックは、70年代ストラトの最も視覚的に際立つ特徴です。美学だけでなく、ネックヘッド側の質量増加により、小型ヘッドストックの'50s・'60sストラトと比べてわずかに異なるトーンキャラクター(より丸みを帯びたアタックと若干多めのサスティン)をもたらすと言うプレイヤーやリュシエもいます。
Atomicハムバッキングブリッジピックアップ
ブリッジポジションにはシングルコイルサイズのAtomicハムバッキングピックアップを搭載。ノイズキャンセルとホットな出力で70年代のロック・ファンクプレイに対応します。ネックとミドルには通常のストラトシングルコイルを使用。この構成により、2〜5ポジションで輝くシングルコイルサウンド、1ポジションで太くパンチのあるハムバッカーサウンドという二面性を持ちます。
マイクロチルト付き3ボルトネック
マイクロチルト調整機構付きの3ボルトネックジョイントもCBS時代の特徴。ネックポケット内のシンプルなスクリューでシムなしにネック角度を調整できる実用的なシステムです。現代の製造精度により、3ボルト接合の信頼性は十分です。
こんな方におすすめ
70年代の美学を愛するプレイヤー、ファンク・ロックサウンドを求める方、シングルコイルとハムバッカーの両方の音が欲しい方に最適です。
総評
Vintera II '70s Stratocasterは、物議を醸しつつも深く音楽的だったFender歴史の一時代を手頃な価格で体験できるギターです。大型ヘッドストックとブリッジハムバッカーの組み合わせは、特定のプレイヤー層に強く響くでしょう。
Q: Vintera II '50sストラトと'70sストラトの違いは何ですか?
'50sは小型ヘッドストック、シンクロナイズドトレモロ、'51シングルコイル(Vネック)。'70sは大型ヘッドストック、3ボルトネック、Atomicハムバッキングブリッジ(Cネック)。'50sがよりヴィンテージ純粋路線、'70sはより多彩な出力特性を提供します。
Q: Fender Vintera II 70s Stratocasterのピックアップは?
ネックとミドルに時代考証に基づいたシングルコイル、ブリッジにAtomicハムバッキングを搭載。1970年代Fender生産時代に忠実な仕様です。